タナゴ竿ですが、下塗りが終わったので、変り塗りに入りました。
どんな塗りにしようか悩んでいましたが、結局金箔を散らしました。
これが乾いたら、胴塗りに入ります。
また、昨日師匠のところに行き、鰯鯨の穂先と、布袋竹の手元を仕入れてきました。
鰯鯨は45cmの長物です。カワハギ竿でも作ろうと思います。
手元は、淡竹も含めてもう少しもらって来たかったのですが、電車で持ち運ぶには3本が限界でした。次回行ったときにでも改めて仕入れようと思います。
ようやくキス竿が完成しました。(写真ではまだ手元の接着前です)
全長1.8m 3本継です。
黒の山立てに金箔をはって梨地漆で仕上げています。時間がたつにつれて梨地漆の色がだんだん薄くなってきて、きれいになることでしょう。
シックな感じにしたかったので、覆輪は銀色です。
この竿は塗をちょっと失敗していることもあり、非売品となる予定です。和竿を使ってみたいという人に貸し出してみるのもいいかもしれません。
実は、これなら飛行機内に持ち込みできると思って作ったのですが、ほんのちょっとだけ長くて持ち込みできませんでした・・・
そのため、もうちょっと短い竿も作成しようと思っています。
また、ちょっと前の釣りで壊してしまったガイドの取り付けも完了しました。
上が修復したもの、下が元の状態です。この時期に色粉を入れているので、同じ色が出せるか不安でしたが、ほとんど同じ色で戻せました。まだ、ほんのちょっとだけ濃いですが、時間がたてば同じ色になることでしょう。
先日のクリマで在庫が減ってしまいました。ちょうど竹が入ったので、何本か矯めてみました。
張りがあるいい竹だったので、在庫がなくなってしまった竿ではなく、カワハギ竿ともう真鯛用の竿に仕上げようと思います。
カワハギ竿の穂先は手元にあるグラスがありましたが、真鯛の穂先がなかったので穂先0.8mm、手元が6mmで、長さ90㎝のグラスを切断、削り出して調子を出すことにしました。
調子出しは後にして、まずは切り組です。
カワハギ竿は約1.8m、真鯛のほうは2.1mくらいになるように切り組ました。
手元は淡竹を使いました。根付きではないですが、きれいな肌の竹です。どのような塗りにするか、今から悩みますね。
前回作ったのも真鯛用とカワハギ用だったので、次はもう少し違う竿を作ろうと思います。
昨日、クリマ vol.34が終わりました。
当ブースに来ていただいた皆様、お買い上げいただいた皆様、本当にありがとうございました。
今回のクリマでは、思っていた以上に売れ、全竹の竿に至っては私の手持ちの竿も売れてしまいました。
かなり調子がいい竿だったので、大事に使っていただけると嬉しいです。
また、今回は、いくつかうれしいお誘いもあり、今後ますます精進していくつもりでいます。
これからもよろしくお願いします。
キス竿がだんだん仕上がってきました。
まずは、全竹のキス竿です。変わり塗りは緑がベースで、金箔、赤と塗り重ねたので、覆輪も赤で太く描いたのですが、なんだかうまくあっていない感じでした。そこに、白で細い覆輪を書きました。
この日に、東海地方は梅雨入りしました。今はまだ白が綺麗に出ていますが、乾くと茶色に変わってしまうことでしょう。
合わせて、友人用に作成していた、箸も覆輪を書きました。
キス竿は、ガイドの取り付けをしました。
このあと、お守りをぶら下げてみましたが、かなり先調子です。・・・とここまで書いて、もともと先調子のカワハギ竿に仕上げ用としていたんじゃないかという気がしてきました。