和竿」カテゴリーアーカイブ

ルアー竿とヘチ竿の完成

明日は、シテさんで販売会を行いますが、直前になってルアー竿とヘチ竿が完成しました。

まずは、ルアー竿です。ショアからのシーバス狙いように作成しています。

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赤を色を変えて塗り重ねてとぎだしています。
リールシートはパイプシートを利用し、両手で投げられるようにしています。竿尻には根付きの淡竹を使っています。
4本継なので持ち運びもしやすいですね。ガイドはFujiのSiCを使いました。

500gの負荷をかけるとこんなしなりになります。

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詳細は、P1120452

こちらは、単純に黒なのですが、穂先が見えにくいかと思って、穂先の先端だけ、赤で塗っています。

こちらは、500gの負荷をかけてると、こんな感じです。

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どちらも、柔らかめなので、魚がかかると非常に楽しめると思います。
こちらも、商品ページに詳細を載せました。

この2本は、あすのイベントでも展示予定です。

ルアー竿の覆輪

ルアー用の竿に覆輪を引きました。

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白の漆を使いましたが、今日は暑いのでどんどん茶色になっていきます。
覆輪を引くと、とてもしまった感じになります。

これだけ暑いと、一日二日で乾きそうです。
印籠は接着済みですが、まだ手元のパーツの接着がまだなので、覆輪が乾けば手元の接着をして完成です。

カワハギ竿完成

カワハギ竿2本が完成しました。

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上は、グラス穂先、下はナガスクジラ穂先です。黒で山立てしたのち、赤と金粉をまぶして研ぎだしています。
グラス穂先のほうは手元が布袋竹、ナガスクジラ穂先のほうは淡竹です。
手元はすべり止めに、藤と麻を交互に巻いています。

ナガスクジラは初めて使いましたが、イワシクジラとはまた違った感触がします。思ったより硬い感じがしていたので、細く削ったところ、柔らかくなりすぎた気がしていましたが、全然大丈夫でした。

30号の錘をぶら下げた感じです。

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左がナガスクジラ、右がグラス穂先です。
ナガスクジラのほうが、先調子で多少柔らかめです。

出店のご報告 & カワハギ竿

まず、ご報告ですが、10月31日~11月1日に行われる、蒲郡のくらふとフェア蒲郡2015と、12月12日~13日に開催されるクリエイターズマーケットへの出店が決定しました。
みなさん、ぜひ当ブースにいらっしゃってください。

さて、カワハギ竿ですが、尻手の部分だけがまだ塗り終わっていないので、塗っていますが、いい色が出てくれません。
ここのところは、涼しくなったとはいえ、雨続きなのが原因のような気がしています。

本当に、色物は思った通りになってくれなくて困ってしまいますね。

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リールシートの部分と、尻手部分は同じような色で塗っているのですが、リールシートの部分はきれいな赤になっているのに比べて、尻手の部分は暗い赤になってしまっています。

同じように、青に塗った竿もあるのですが、真っ暗な青になってしまいました。

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写真だけ見ると、黒にしか見えません。
もうひと塗りしたいのですが、しばらくは雨続きなので、どうしようか悩みどころです。

ヘチ竿・筏竿の調子

今作っているヘチ竿は、ヘチ竿とは言いつつも、かなり細い穂先に、細い布袋竹で、非常に軟調子の竿です。
ちょうど、ヘチ竿のリールシートの取り付けが始まったので、どのくらいしなるか、負荷をかけて試してみました。

まずは手元です。

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まだまだ、リールシートの取り付けに入ったばかりなので、糸目も消えていませんが、手元は超コンパクトです。滑り止めに麻糸をまきました。

これに、500gのペットボトルをぶら下げてみました。500gなので錘でいうと、130号くらいの錘をぶら下げたイメージです。

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かなり細身の竿なので、500gでこのしなりです。
印籠継ぎの2本継ぎ、2.4mくらいの竿です。非常にいいしなりです。

次に、まだリールシートつけていませんが、筏竿も試してみました。
こちらの手元は、藤と麻を交互に巻いています。

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こちらは、全長1.5mなので、ヘチ竿の半分くらいの長さしかありませんが、こちらもいいしなりです。

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リールシートがついてないので、リールは手持ちです。

あと、1か月ほどで完成です。
どちらの竿も、釣れた時には非常に楽しませてくれることでしょう。

ルアー竿

ルアー竿の赤が乾きました。

ひょっとすると、一日で乾いていたのかもしれないのですが、中までしっかり乾くようしばらく置いておきました。

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思っていた以上にいい色です。この赤は非常に色が出やすいので、気に入りました。これを研ぎ出して行きます。相変わらずですが、パーツが多いので時間がかかりました。研ぎ出しだけで3時間ほどかかりました。

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悪くないです。乾いているので最終の感じとはだいぶ違いますが、これで生上味を塗れば艶が出て非常にいい感じになるでしょう。

このあと、胴塗りに入るので、瀬〆で胴をふき漆しました。

これ以外にも、ヘチ竿も胴塗りに入りました。ただ、このヘチ竿、調子がヘチ竿ぽくないような気がします。調子的にはショアからのルアーで使えそうな感じなので、ルアー竿にしてしまおうか悩みどころです。

シテさんでのイベント@2015/9/13

今回はお知らせです。

2015年9月13日に、名古屋市緑区のレンタルスペース シテさんを借りて、和竿の販売会を行います。

ちょうど作りかけの筏竿や、ヘチ竿があるので、それをベースに、場合によっては手元の位置とかガイドの位置を好みに合わせて調整して販売することもできます。

もちろん、完成品のカワハギ竿やキス竿、真鯛用の竿なども展示・販売いたします。

ぜひ皆さんいらしてください。

イベント

ルアー竿 & ヘチ竿

お盆も近くなり、時間が取れたので、竿の作成も一気に進めました。

まず、室に入れていたルアー竿の研ぎ出しです。赤、赤、白めの赤、赤(赤は全部色を変えてます)で、塗ったのを研ぎ出しました。なにせ、細かいパーツが多いので、研ぎ出しには時間がかかりました。全部で3時間くらいかかったでしょうか。

組み立てた感じは、下のようになります。

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写真ではちょっと暗くなってしまいました。

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白がちょっと白すぎた気がします。この時期なので、あまりいい色が出ないかと思ったのですが、赤の部分の明るいところはいい感じです。
暗い赤の部分が暗すぎる感じになってしまいましたが、暗い部分は山立てした関係上、これ以上明るくできないので仕方がないです。白の部分がちょっと目立つので、白は少なめにしたほうが良かったかもしれません。

まだ、凸凹しているので、もう一回赤を塗ろうと思います。

次は、ヘチ竿です。ヘチ竿はこの竿とは別にもう2本作っており、1本は胴塗りに、もう1本は継ぎの部分の黒漆塗りに入りましたが、並行して作り始めました。

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手元は布袋竹です。肘あてを付けるため、竿尻にも糸をまきました。

写真を撮って気づいたのですが、これでは継いだ下の節の下の部分が弱いので、筋巻きを入れました。

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これで強度的にも大丈夫でしょう。

今日は、このほかに、筏竿ともう一本のヘチ竿の胴塗り(仕上げの生上味の1回目)と、カワハギ竿2本の覆輪を書きました。

カワハギ竿は、これが乾けば完成です。

筏竿とヘチ竿

筏竿とヘチ竿を作り始めました。

ヘチ竿は2.4mの2本次で切り組みました。せっかくの3連休なので、切り組みから、穂先の取り付け、一回目の瀬〆の塗りまで一気に進めました。

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いい手元の竹が見つからなかったので、有り合わせで作ってしまいました。そのためちょっと手元が短いかもしれません・・・ 肘当てを作成した方がよさそうです。

調子はかなり柔らかめにしてあります。魚がかかれば楽しい竿になりそうです。

筏竿は、1.5mの1本ものです。ただ、手元は強くするため、一旦切って、竹の下の方の硬い部分を使っています。

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穂先は、筏竿にしてはかなり固めです。Iさんの「大きな黒鯛でも無理やり上げられるように・・・」という要望に応えるため、作成したのですが、これだとフカセで釣るにはあたりが取れるか不安です。ただ、折れないように手元までグラスで補強しています。

これらの竿はお値打ちなものにしたいので、簡単に黒で仕上げようと思います。

カワハギ竿とルアー竿

カワハギ竿が仕上がってきました。

穂先は無難に黒にしたので、ガイドは赤(本朱)で塗ってみました。

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ただ、夏場のこの時期なので、だいぶ黒くなってしまいました。1日で乾いてくれるのは嬉しいのですが、もうちょっと明るい色だと良かったのですが・・・

ナガスクジラ穂先の方は、リールシートの巻きも赤にしました。グラス穂先の方はまだリールシートの糸巻きが平滑になっていないので、赤は塗っていません。逆にナガスクジラ側は、尻手の方のベースができてないので、尻手の巻きがまだ途中な状態でどちらもまだしばらくかかりそうです。

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ルアー竿の方は、カワハギ竿で余った赤で山立てをしました。途中で漆が足りなくなりそうになったので、穂持ちの山がちょっと低めになってしまったのが気がかりですが、なんとかなるでしょう。

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こちらも、表面は速攻で乾いてしまいました。山立ての中はまだまだかかりそうですが、冬ほど時間はかからないと思います。やっぱりもうちょっときれいな赤で固まって欲しいところですが、こればかりは仕方がないですね。

中まで乾いたら、色を変えながら赤で仕上げていこうと思っています。