投稿者「夢久」のアーカイブ

カワハギ・キス竿穂先

余っていたチタンの穂先を使って、カワハギ竿とキス竿を作ることにしました。

チタン穂先は、以前吉見製作所で購入したものです。以前も一度作ったのですが、まだ使っていません… ただ、作って調子を見た感じから言うと、柔らかすぎというのが本音です。そのため、先端を切り落としてしまい、カワハギ竿は超先調子の竿にすることにしました。

正直言うと、キス竿はおまけです。ワカサギ竿用にかって、穂先だけ使ってしまったグラスがあったので、それに継いだだけです。

継ぎ方は超いい加減で、グラスの先を削りそこにチタンを乗せます。そこからエポキシで固めて、さらに糸巻を巻き、漆で仕上げる算段です。

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途中で糸がなくなり、別の糸で巻いています。

また、教室でナガスクジラの髭をもらいました

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ナガスクジラの髭の穂先なんて聞いたことないですが、物は試しなので使ってみることにします。

まずはエポキシで二枚を張り合わせておきます。

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ヘチ竿変わり塗り一回目の研ぎ

ヘチ竿の青が乾きました。思った以上に乾きが早く、本当に大丈夫かと思いながらも研いでみました。
とはいっても800番くらいで、山を落とすくらいで、まだ平滑にはしません。

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上が研ぎ出す前、下が研ぎ出した後です。

写真では相変わらずわかりにくいですが、悪くない感じです。
このまま研ぎ出してしまうと下地が見えてしまいそうなので、このくらいにしておいて、さらに青を塗ることにします。

ひとつテンヤのガイドはまだ全然乾いていませんでした。触ったらべっとり手についてしまいました。

ヘチ竿変わり塗り3回目 & ひとつテンヤガイドの塗り

ヘチ竿の青が乾きました。思っていた以上に早く乾いてしまうので、ちょっと戸惑っています。
写真を取り忘れたのですが、少しくすんだ濃い水色と行ったところでしょうか…

そこで、3回目を塗ります。今度は「あさぎ」をそのままです。

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これも塗り立ては良い色なのですが、この後良い色のままでいてくれることを祈ります。

土曜ということもあり、多少時間があったのでひとつテンヤのガイドの研ぎと、その上の色を塗りました。
ガイドの下地は、いつも塗立黒を塗って研いで・・・を繰り返しますが、今回は黒中塗を使いました。師匠によると、黒中塗りは透けにくいということで、時間が経つと覆輪やガイドの部分が薄くなってしまうのが防げたら良いと思います。

ただ、研いでみると、固まってはいるのですが、すこし柔らかい気がしますね…

その後、ガイド部分として、緑を塗りました。

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穂先自体は緑で仕上げているので、それよりも少し明るくして、穂先が目立つようにと思ったのですが、手元に関してはちょっと色が合わないです。今更ですが、穂先の方と手元で色を変えようかな。

乾いたときにどんな色になっているかで決めることにします。

エアコンをつけて塗っていたのですが、塗っている途中で、漆がどんどん固くなっていくのがわかります。塗り終えるまでに2回ほど柔らかくしましたが、それでも刷毛目が残ってしまいそうです。

ヘチ竿変わり塗り2回目

前回塗った青が乾きました。

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思った以上に早く乾きました。まだ1週間くらいはかかると思っていたのですが、早く乾いてしまいました。
それが原因かはわかりませんが、やはり奇麗な水色にはなりませんでした。くすんだ水色ですね。

この色を見ると、白が多いとくすんでしまうので、今回は青を多めにしました。

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左上が今回塗った色です。今回も良い色なのですが、乾く頃にはまたくすんだ色になってしまうのでしょうね。

逆に前塗った色はかなり汚い水色に見えます。ただ、これも日が立つとある程度奇麗な色になってくれると思います。

ビシアジ&筏竿

以前から作り始めていたビシアジの竿と、筏竿が糸決めまで行けました。

ビシアジは、かなり前から作り始めていたのですが、フェルールの所に来る太い竹が見つからず、そのままになっていました。石鯛竿を作ってる坂本さんから、良い竹をもらったので、先週から進めていたのですが、パテも貼り終えてようやくの糸巻きが出来ました。

筏竿は、クリマで話題にあがったので、釣り自体をしたことが無いにも関わらず作りはじめてみました。穂先はヘチ竿と同じですが、全長が全然違います。筏竿は1.5m程度と非常に短竿で、穂持ちもかなり細めです。これで本当に50cmオーバーのクロダイが来ても大丈夫か心配になりますが、補強を入れているので大丈夫なのでしょう。

逆に、ビシアジはほとんど棒みたいな感じなので、これを使う機会がくるのか心配になるほどです。

今日時点で、糸巻きまで終わったので、瀬〆漆で糸決めです。

100号以上の錘を使う竿と、1号にも満たない錘で使う竿を一緒に作るのはそうそうないと思います。こうやって並べると太さの違いに改めで驚かされます。

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ヘチ竿 変わり塗り一回目

思った以上に、山立てが早く乾きました。この短期間だと、山の中はまだ乾いていないと思っていましたが、ばっちり乾いているようです。

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思ったより黒くなりませんでした。

そこで、次の色を塗ります。明るい青が好きなので、次の色として、ちょっと白を多めな青を作りました。

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この時点ではまぁ奇麗な水色なのですが、白はどうしてもくすんでしまうので、乾いたときにはきれいな色を残すのは本当に難しいです。

ともあれ、一旦塗ってみます。

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写真では良い色で写っていませんが、実際には奇麗な水色です。この色がそのまま残ってくれれば良いのですが、実際にはそういうわけにはいかず、くすんだ水色になってしまうことでしょう。

この色を残すよう、いろいろがんばってみます。

ヘチ竿

ヘチ竿の下塗りが終わりました。

前回は1000番で水研ぎしていたので、黒を塗った後1500番で研ぎました。
もうほぼ平滑になっているので、黒で仕上げるのであれば、本来はあと2000番で研ぐところですが、今回はがんばって青で山立てをすることにしたので、ここで終わりにします。

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使う漆は、あさぎです。これにニカワを混ぜて練ります。

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固くなったところで、ヘチマを使って山立てします。

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見ての通り、この時点でもうかなり黒くなってしまっています。

ここから乾かしていくことになります。

瀬〆漆の賞味?期限

ちょっとびっくりしたことがあったので報告です。

知り合いから茶筒が欲しいということなので、拭き漆で仕上げるため木地を買ってきました。ついでにお椀も買ってて、瀬〆漆を片脳油で半々くらいにといて、刷毛塗りした上で吹き上げました。

安いところで買ったせいか、木地の途中で色が変わっていて、あまり良い木地ではないですが、まずは塗ってみます。

最初は失敗しても良いようにお椀でやってみたのですが、どんどんしみ込んでいってしまい、なんだかとっても黒くなってしまいました。
茶筒の中のフタまで塗ったところで、漆がなくなってしまったので、新しい漆を出したのですが、前の漆と違ってとても柔らかく色も薄いです

新品だからか?と思いつつ、同じように薄めて塗ってみたのですが、色が全然違います。

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というか、これが普通なんでは・・・

瀬〆漆は使うときは使いますが、使わないときは全然使わないので、どのくらい日が経っているかわかりません。ただ、古いのは確かなので、ひょっとすると古い漆だとこんな風になってしまうのかもしれません。

竿の下塗りなら別に問題ないのですが、こういう用途に使うときには新しいものを使った方が良さそうです。

ひとつテンヤ 滑り止め

今日は、釣竿教室だったので、いろいろ進みました。

今作っている竿は以下の5本です。

  • ひとつテンヤ
  • ヘチ竿
  • ビシアジ
  • 筏竿
  • ワカサギ竿

このうち、ひとつテンヤはガイドにかかっており、ヘチ竿は変り塗り中です。
それ以外は、もうそろそろ糸巻きという状態なので、後日ご紹介したいと思います。

さて、ひとつテンヤの滑り止めを塗っています。

前回から、塗立黒を2回塗りました。

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ざらざら感があって、全く滑りません。逆にざらざらすぎる気がするので、800番のヤスリで、表面を水研ぎしてみたところ、今度はすべすべになりすぎたような…

さらにもう一回黒ったところで、リールシートの取り付けに入ることにしましょう。

ひとつテンヤガイド巻き

手元の滑り止めを乾かしている間、ひとつテンヤのガイドを巻き始めました。

ひとつテンヤの場合、スピニングリールを使うので、手元のガイドは大きめになります。トップを0番にして、そこから片足の0番を並べ、グラスと竹との次のところから両足のガイドにし、0番、1番、2番、3番、4番と大きくしています。ガイドは、OKSのSiC黒金を使いました。

ガイドの位置は、トップから3.5cm, 4cm, 4.5cm, 5cm, 5.5cm, 6cm・・・と並べています。感度をよくするために穂先側がかなりやわらかいので、調整しながら違和感のない様に並べました。

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穂先は、生上味を塗っていないので、色漆のままでちょっとやわらかいです。ガイド巻きの時にもちょっと傷がついてしまったので、今後の取扱は注意しないといけなさそうです。