投稿者「夢久」のアーカイブ

カワハギ竿とウタセ真鯛竿

前回途中だったカワハギ竿とウタセ真鯛竿ですが、胴塗りに入りました。

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上がカワハギ竿、下がウタセ真鯛竿です。2本同時に塗っていたので、ウタセ真鯛の手元を塗っているころには漆が固くなってしまい、ちょっと刷毛目が目立ってしまいました。
次の胴塗りは、薄く塗ることにします。

穂先は黒っぽく見えますが、パールブルーで塗ってあります。このパールブルーが全然乾いてくれなくて、時間がかかりました。
パールブルーなので、青で下地を作っておくといい感じに見えるかと思ったのですが、黒の下地のときと全然変わらないですね。
次回からは下地を塗るのはやめることにします。

変わり塗りのところは養生してしまっているので、ちょっと見えませんが、生上味を塗ればいい感じに輝いてくれそうです。

4/3のアングラーズマーケットに間に合えば・・・と思っていたのですが、しばらく出張が続くのでちょっと間に合わなさそうです。

全竹キス竿 と カワハギ竿?

明日釣りに行こうと思っていたのですが、風が強く船が出ませんでした。残念です。

さて、全竹のキス竿ですが、緑はいい感じで乾きました。ただ、残念なことに写真を撮るのを忘れてしまいました。
それを少し研いで、金箔を貼り、乾いたのち梨地を塗りました。

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あまりものの竹で作っているので、金箔といっても本物ではなく、金箔の代用に用いられる、安価な洋金箔を使っています。

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これでうまく色が出るようであれば、安価な竿はこれでいいかもしれません。
この梨地が乾けば研ぎだしていきますが、ちょっときれいに出るか気になります。

また、中通しのハゼ竿を作ろうとして失敗した竿をリフォームして、3本継ぎのカワハギ竿?にしました。

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手元は淡竹のあまりものを使いました。カワハギ竿にするには、手元がちょっと短いかもしれません。
ただ、胴の布袋竹はねじれもなく、見た目にも悪くありません。
3本継ぎと持ち運びもしやすい長さにしたので、出張時に持っていけるかも。

全竹キス竿

昨日は、和竿教室の新年会でした。写真を撮り忘れてしまったのが残念ですが、非常に楽しい時を過ごせました。

さて、全竹のキス竿ですが、赤が乾きました。

もうちょっときれいな赤が出てくれると本当はうれしいのですが、まぁ、こんなもんでしょう。

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ここに緑を重ねます。

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緑は、少し黄色を入れて明るくしました。ただ、この色のままで固まってはくれないので、ひょっとするとまた真っ黒になってしまうかも。

ジャパンフィッシングショー

1/29にジャパンフィッシングショーに行ってきました。

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朝一でいったので、業者の人が多かったです。

品川和竿のブースに私の竿も展示してもらいました。

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ど真ん中の竿が私の竿です。ショアからのルアー用の竿を展示させてもらいました。
隣に、Sさんが作った石鯛竿がありますが、さすが迫力がありますね。

ほかのブースもゆっくり見て回りたかったのですが、ジャンジャン電話がかかってきてそれどころではなくなってしまいました。結局パンフレットをもらって帰ることになりました。

箸づくり

箸の一回目の塗りが乾いたので、二回目を塗りました。
二回目は、色を変えて塗っています。

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前回の塗りと比べると、かなり白が入っているのがわかると思います。

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ところが、夜帰ってきてみたら、真っ黒になってしまっていました。

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透漆が多すぎたんでしょうか。ちょっとショックです。

全竹 キス竿

余っていた竹で、キス竿を作り始めました。写真では、3本分しか写っていませんが、4本継ぎの全竹です。

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穂先だけいい感じの竹があったので、その竹と胴に合う竹を探して組み合わせ、手元は去年取ってきた淡竹の根付です。
淡竹の根付を使っていますが、節間も広いですし、それほどいい竹ではないですが、全体的にあまりいい竹で作っているわけではないので、お値打ちにできそうです。

最近は寒い日が続いているので、こちらも色を使った山立てにしようかと思っています。冬はどうしても青を使いがちなので、今回は緑の山立てに金箔でも張ろうかと思っています。

というわけで、まずは山立てです。

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室に入れたので、黒くなってしまいました。ここから先は黒くならないように注意しながら塗っていきます。

まず、赤を塗りました。

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下に写っているのは、同時に塗っている、カワハギ竿とウタセ真鯛竿です。
室も満タンなので、乾くまで、もうこれ以上塗りはできません。しばらくは別の作業に入ります。

箸づくり

知人の箸を作り始めました。

青が1本、赤が2本の2種類です。

どちらもベースは青貝を配して、そこに青と赤を塗りました。

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ただ、室に入れたせいでかなり黒くなってしまいました。
ここから先は、黒くならないように注意していきます。

赤と青を塗りました。

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同時に塗っている、カワハギ竿とウタセ真鯛の竿の穂先が写ってしまっていますが、こうやってみると、同じ青ですが塗りたてはきれいで、穂先のほうは濃くなり始めています。このままきれいな色で固まってくれることを期待しています。

カワハギ竿とウタセ真鯛竿

久しぶりの更新になります。

カワハギ竿と、ウタセ真鯛の竿を作り始めていました。せっかくのいい時期なので、大きめの青貝を散らして、青で塗っています。

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カワハギ竿は先調子、ウタセ真鯛はそれより少し胴に調子を寄せています。ウタセ真鯛のほうは、今使っている竿がかなりいい調子なので、それに近い調子で、もう少しだけ柔らかくしてみました。
青貝は大きめを使ったので、かなりきれいに見えます。青と青貝の組み合わせもいいもんですね。

白の部分がまだ色が抜けていないので、抜けてくるともっときれいになると思っています。黄色っぽいところは金粉なのですが、ないほうがよかったかもしれません。

まだデコボコしているので、さらに青を塗って研ぎだしていきます。
ついでと言ってはなんですが、穂先も黒じゃ寂しいので、青で塗ってみました。穂先はこのまま青で行くか、青のパールにするか悩んでいます。

下の写真は青を塗って1日経ったところです。このまま乾いてくれるという色になりそうです。

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クリマ出店

12月12日、13日とクリマに出店してきました。
今回で3回目の出店となり、準備もかなり慣れてきました。

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お隣は、匠の耳かきさんで、同じ竹工が並ぶ形になりよかったです。

前回のくらふとフェア蒲郡にいらっしゃった方が、わざわざお越しくださり、竿を購入していただきました。
それもお二組も。わざわざ来ていただけるとは、本当にうれしかったです。

在庫も減ってきてしまったので、また新作となるものを作成しておきたいと思います。

お買い上げいただきました皆様、本当にありがとうございました。

竹の筆箱

ちょっと変わったものを作成してみました。

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竹で作った筆箱です。先日、師匠のところから石鯛用の太めの竹を少し分けてもらって、作成しました。

私は、UNIStyle Fitを使っているのですが、これの3色ホルダーが一つと、単色ホルダーが2本の、合計3本入ります。単色ホルダーだけだと4本入ります。竹を丸いまま使っているので、そんなに数は入りませんが、今までは2本しかもっていなかったので、私の使い方としてはこれで十分です。

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カバンの中に入れっぱなしなので、既に傷がついてしまいましたが、竿と同じ本漆で仕上げています。

竹の筆箱というのはなかなかないですし、しかも丸いままふつうは使わないので、あまり一般受けするものではないかもしれませんが、竿と違って常に携帯もできるので、紹介の際にうまく宣伝できたら・・・と思っています。