以前箔をはっていた、カワハギ竿とウタセ真鯛竿の変わり塗りの仕上げに入っています。
緑を色を変えながら山立てして、そのあと一部に赤を入れて、その後箔をはって研ぎ出しています。
箔を張ったので、梨地漆で塗り重ねて研ぎ出しています。2回ほど塗って研ぎ出しているのですが、もうちょっとという感じです。
もう一回くらい梨地を塗って研ぎ出せば、胴塗りに入れそうです。
何とか、蒲郡のイベントに間に合わせたいところですが、あと1か月半しかないので、ちょっと間に合わないかもしれません。
なかなか時間が取れないため、漆塗りが終わらずに、作成中の竿がどんどんたまっています。
平日とかに塗りができればいいのですが、忙しくてそれどころではないので、週末にまとめて作業という日が続いています。
まずは、ずっと前に箔をはったカワハギ竿と、ウタセ真鯛竿。正直箔の下が乾いたかどうか怪しい気もしますが、触って大丈夫そうだったので、梨地漆を塗りました。ちょっと厚塗りになってしまったので、研ぎで修正が必要になりそうです。
緑を色を変えてさらに赤を散らしてそのうえから箔を張っているので、きれいに研ぎ出せればいい感じになってくれることでしょう。
次に、新しく作り始めたキス竿とカワハギ竿。こちらは糸決めまで終わりました。あまりいい竹で作っているわけではないので、こちらはあまり凝った塗りにせずに、サクッと作ってお値打ちに放出したいと思っています。一般的なキス竿とカワハギ竿の感じで調子を出しています。
さらに筏竿。まだ1回研ぎ出しをしたところなので、多少凹凸が残っています。こちらは梨地塗にしようと思っています。どうせなら、上のキス竿とカワハギ竿も梨地塗にしようかな・・・
最後に私個人用の、機内持ち込みできるキス竿は、胴塗りに入りました。今回の胴塗りは木地呂で塗っています。まずは1回目の胴塗りが終わったところです。いい感じに塗れたのですが、塗ってから焼き印を押していないことに気づきました。大失敗です。
先日のクリマで在庫が減ってしまいました。ちょうど竹が入ったので、何本か矯めてみました。
張りがあるいい竹だったので、在庫がなくなってしまった竿ではなく、カワハギ竿ともう真鯛用の竿に仕上げようと思います。
カワハギ竿の穂先は手元にあるグラスがありましたが、真鯛の穂先がなかったので穂先0.8mm、手元が6mmで、長さ90㎝のグラスを切断、削り出して調子を出すことにしました。
調子出しは後にして、まずは切り組です。
カワハギ竿は約1.8m、真鯛のほうは2.1mくらいになるように切り組ました。
手元は淡竹を使いました。根付きではないですが、きれいな肌の竹です。どのような塗りにするか、今から悩みますね。
前回作ったのも真鯛用とカワハギ用だったので、次はもう少し違う竿を作ろうと思います。
前回途中だったカワハギ竿とウタセ真鯛竿ですが、胴塗りに入りました。
上がカワハギ竿、下がウタセ真鯛竿です。2本同時に塗っていたので、ウタセ真鯛の手元を塗っているころには漆が固くなってしまい、ちょっと刷毛目が目立ってしまいました。
次の胴塗りは、薄く塗ることにします。
穂先は黒っぽく見えますが、パールブルーで塗ってあります。このパールブルーが全然乾いてくれなくて、時間がかかりました。
パールブルーなので、青で下地を作っておくといい感じに見えるかと思ったのですが、黒の下地のときと全然変わらないですね。
次回からは下地を塗るのはやめることにします。
変わり塗りのところは養生してしまっているので、ちょっと見えませんが、生上味を塗ればいい感じに輝いてくれそうです。
4/3のアングラーズマーケットに間に合えば・・・と思っていたのですが、しばらく出張が続くのでちょっと間に合わなさそうです。
久しぶりの更新になります。
カワハギ竿と、ウタセ真鯛の竿を作り始めていました。せっかくのいい時期なので、大きめの青貝を散らして、青で塗っています。
カワハギ竿は先調子、ウタセ真鯛はそれより少し胴に調子を寄せています。ウタセ真鯛のほうは、今使っている竿がかなりいい調子なので、それに近い調子で、もう少しだけ柔らかくしてみました。
青貝は大きめを使ったので、かなりきれいに見えます。青と青貝の組み合わせもいいもんですね。
白の部分がまだ色が抜けていないので、抜けてくるともっときれいになると思っています。黄色っぽいところは金粉なのですが、ないほうがよかったかもしれません。
まだデコボコしているので、さらに青を塗って研ぎだしていきます。
ついでと言ってはなんですが、穂先も黒じゃ寂しいので、青で塗ってみました。穂先はこのまま青で行くか、青のパールにするか悩んでいます。
下の写真は青を塗って1日経ったところです。このまま乾いてくれるという色になりそうです。