ヘチ竿」カテゴリーアーカイブ

竿いろいろ

昨日は、ジャパンフィッシングショーに行ってきました。和竿のブースは師匠たちのブースを含めて3ブースですが、いろいろ刺激を受けますね。明るい塗りも良いですが、濃い色も和竿っぽくていいです。

さて、久しぶりに竿をいろいろ進めました。

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まずはビシアジ&筏竿です。変わり塗りを研ぎ出しました。
赤系にピンクを合わせた下地に、金をふってさらに赤を塗って研ぎ出してあります。
同じ時期に作ったので、同じ塗りにしました。ちょっと手抜きですね・・

下地のピンクまであまり届いていませんが、良い感じです。ちょっと金がですぎている感じがあるので、もうちょっと研ぎ出しても良いかもしれませんが、研ぎ過ぎて取り返しのつかないことになっても困るので、ここでやめておきます。

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次はヘチ竿です。青で変わり塗りをしています。研ぎ出しは終わっているのですが、穂先が黒では寂しいので、パールの青を塗り始めました。塗ったのは良いのですが、全然乾かないので室に入れてしまい、真っ黒のままですが…

穂先のパール青ももう数回塗らないといけないので、ガイド取り付けまではまだまだかかりそうです。

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最後は、ひとつテンヤです。もうかれこれ1ヶ月くらい乾かしたでしょうか。その間に、暖かい日もあり、寒い日もあり、さらには湿度の高い日も低い日もあったので、緑がむらになってしまいましたので、再度緑を塗りました。ただ、前の緑だと明るすぎる感はあったので、思い切って室に入れました。

そのおかげで、ちょっとダークな緑になりましたが、このくらい濃くても良い感じです。緑の場合、室に入れてもそれなりに色が出てくれるので助かります。

今日は覆輪を引きました。個人的には銀色が好きなので、銀色で引いています。
銀色だけは本漆ではどうやっても出ないので、ここだけはカシューです。

ただ、カシューはどうも扱いが苦手です。今回は緑とで作っているので、暖色系の本漆で引けば良かったかもしれません。

・・・とここまで写真を撮って気づきましたが、覆輪が一本引けていませんね・・・

ヘチ竿変わり塗り終了/カワハギ竿修理下地

ヘチ竿の青も乾いたので、最後の研ぎを行いました。

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良い感じです。最後の生上味での拭き漆がまだなので、つやがありませんが、仕上げたら良い感じになりそうです。

また、修理依頼されているカワハギ竿の下地が出来ました。強度を出すために9号の絹糸を巻いたのですが、糸目が消えるのが思ったよりも早く、一旦研ぎ上げて再度黒を塗りました。

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もう一回黒を塗って研ぎ上げた後、変わり塗りに入ります。

ヘチ竿変わり塗り/ひとつテンヤガイド塗り

以前塗ったヘチ竿の青が乾きました。

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写真の色が良い色出ていませんが、ちょっとくすんだ青です。

ここで研ぎ出しても良いのですが、時間がなかったので、再度青を塗ってしました。これが乾いたら研ぎ出します。最後の研ぎになると思います。ここまでは思っていた以上に早く乾いてしまっています。明日の天気予報は雨で、さらに暖かくなるようなのでまた早く乾いてしまうかもしれません。

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ついでと言っては何ですが、ひとつテンヤのガイド・リールシート部も乾いていたので、再度緑を塗りました。

どうも、緑に違和感があります。特にリールシートの部分はあまり良い感じがしません。もっと濃い色が良い気がします。

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ヘチ竿 肘あて

ヘチ竿用の肘あてを作りました。

少し大きめの肘あてをもらっていたのですが、あまりに大きいので丸棒から作り出すことにしました。

5㎝位の丸棒を木工旋盤にセットして削り出します。

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実は旋盤を使うのは初めてなのですが、削れていく感じがとにかく楽しいです。

ただ、削った木の粉が大量に出て、ズボンから服まで粉だらけになりました。

今回の丸棒からは二つとれそうだったので、一つは大きめにして残しておきます。
もう一つは、これから肘あての形に削っていくわけですが、まずはノミで粗く削りました。

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ヘチ竿再度塗り

先日軽く山を落としたヘチ竿ですが、上に青を再度塗ります。

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上は山を削ったばかりの状態です。
まだでこぼこしています。

最後に塗ったあさぎが一番低いところに残っているため、全体的にかなり濃い青にみえてしまいます。そこでもっと明るい青を塗ってみます。

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いい色です。まさしく水色です。

このまま乾いてくれれば、さぞかしいい色になるのですが、どうなるでしょか。

ヘチ竿変わり塗り一回目の研ぎ

ヘチ竿の青が乾きました。思った以上に乾きが早く、本当に大丈夫かと思いながらも研いでみました。
とはいっても800番くらいで、山を落とすくらいで、まだ平滑にはしません。

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上が研ぎ出す前、下が研ぎ出した後です。

写真では相変わらずわかりにくいですが、悪くない感じです。
このまま研ぎ出してしまうと下地が見えてしまいそうなので、このくらいにしておいて、さらに青を塗ることにします。

ひとつテンヤのガイドはまだ全然乾いていませんでした。触ったらべっとり手についてしまいました。

ヘチ竿変わり塗り3回目 & ひとつテンヤガイドの塗り

ヘチ竿の青が乾きました。思っていた以上に早く乾いてしまうので、ちょっと戸惑っています。
写真を取り忘れたのですが、少しくすんだ濃い水色と行ったところでしょうか…

そこで、3回目を塗ります。今度は「あさぎ」をそのままです。

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これも塗り立ては良い色なのですが、この後良い色のままでいてくれることを祈ります。

土曜ということもあり、多少時間があったのでひとつテンヤのガイドの研ぎと、その上の色を塗りました。
ガイドの下地は、いつも塗立黒を塗って研いで・・・を繰り返しますが、今回は黒中塗を使いました。師匠によると、黒中塗りは透けにくいということで、時間が経つと覆輪やガイドの部分が薄くなってしまうのが防げたら良いと思います。

ただ、研いでみると、固まってはいるのですが、すこし柔らかい気がしますね…

その後、ガイド部分として、緑を塗りました。

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穂先自体は緑で仕上げているので、それよりも少し明るくして、穂先が目立つようにと思ったのですが、手元に関してはちょっと色が合わないです。今更ですが、穂先の方と手元で色を変えようかな。

乾いたときにどんな色になっているかで決めることにします。

エアコンをつけて塗っていたのですが、塗っている途中で、漆がどんどん固くなっていくのがわかります。塗り終えるまでに2回ほど柔らかくしましたが、それでも刷毛目が残ってしまいそうです。

ヘチ竿変わり塗り2回目

前回塗った青が乾きました。

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思った以上に早く乾きました。まだ1週間くらいはかかると思っていたのですが、早く乾いてしまいました。
それが原因かはわかりませんが、やはり奇麗な水色にはなりませんでした。くすんだ水色ですね。

この色を見ると、白が多いとくすんでしまうので、今回は青を多めにしました。

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左上が今回塗った色です。今回も良い色なのですが、乾く頃にはまたくすんだ色になってしまうのでしょうね。

逆に前塗った色はかなり汚い水色に見えます。ただ、これも日が立つとある程度奇麗な色になってくれると思います。

ヘチ竿 変わり塗り一回目

思った以上に、山立てが早く乾きました。この短期間だと、山の中はまだ乾いていないと思っていましたが、ばっちり乾いているようです。

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思ったより黒くなりませんでした。

そこで、次の色を塗ります。明るい青が好きなので、次の色として、ちょっと白を多めな青を作りました。

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この時点ではまぁ奇麗な水色なのですが、白はどうしてもくすんでしまうので、乾いたときにはきれいな色を残すのは本当に難しいです。

ともあれ、一旦塗ってみます。

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写真では良い色で写っていませんが、実際には奇麗な水色です。この色がそのまま残ってくれれば良いのですが、実際にはそういうわけにはいかず、くすんだ水色になってしまうことでしょう。

この色を残すよう、いろいろがんばってみます。

ヘチ竿

ヘチ竿の下塗りが終わりました。

前回は1000番で水研ぎしていたので、黒を塗った後1500番で研ぎました。
もうほぼ平滑になっているので、黒で仕上げるのであれば、本来はあと2000番で研ぐところですが、今回はがんばって青で山立てをすることにしたので、ここで終わりにします。

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使う漆は、あさぎです。これにニカワを混ぜて練ります。

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固くなったところで、ヘチマを使って山立てします。

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見ての通り、この時点でもうかなり黒くなってしまっています。

ここから乾かしていくことになります。