先日軽く山を落としたヘチ竿ですが、上に青を再度塗ります。
まだでこぼこしています。
最後に塗ったあさぎが一番低いところに残っているため、全体的にかなり濃い青にみえてしまいます。そこでもっと明るい青を塗ってみます。
このまま乾いてくれれば、さぞかしいい色になるのですが、どうなるでしょか。
余っていたチタンの穂先を使って、カワハギ竿とキス竿を作ることにしました。
チタン穂先は、以前吉見製作所で購入したものです。以前も一度作ったのですが、まだ使っていません… ただ、作って調子を見た感じから言うと、柔らかすぎというのが本音です。そのため、先端を切り落としてしまい、カワハギ竿は超先調子の竿にすることにしました。
正直言うと、キス竿はおまけです。ワカサギ竿用にかって、穂先だけ使ってしまったグラスがあったので、それに継いだだけです。
継ぎ方は超いい加減で、グラスの先を削りそこにチタンを乗せます。そこからエポキシで固めて、さらに糸巻を巻き、漆で仕上げる算段です。
また、教室でナガスクジラの髭をもらいました
まずはエポキシで二枚を張り合わせておきます。
ヘチ竿の青が乾きました。思っていた以上に早く乾いてしまうので、ちょっと戸惑っています。
写真を取り忘れたのですが、少しくすんだ濃い水色と行ったところでしょうか…
そこで、3回目を塗ります。今度は「あさぎ」をそのままです。
土曜ということもあり、多少時間があったのでひとつテンヤのガイドの研ぎと、その上の色を塗りました。
ガイドの下地は、いつも塗立黒を塗って研いで・・・を繰り返しますが、今回は黒中塗を使いました。師匠によると、黒中塗りは透けにくいということで、時間が経つと覆輪やガイドの部分が薄くなってしまうのが防げたら良いと思います。
ただ、研いでみると、固まってはいるのですが、すこし柔らかい気がしますね…
その後、ガイド部分として、緑を塗りました。
乾いたときにどんな色になっているかで決めることにします。
エアコンをつけて塗っていたのですが、塗っている途中で、漆がどんどん固くなっていくのがわかります。塗り終えるまでに2回ほど柔らかくしましたが、それでも刷毛目が残ってしまいそうです。
以前から作り始めていたビシアジの竿と、筏竿が糸決めまで行けました。
ビシアジは、かなり前から作り始めていたのですが、フェルールの所に来る太い竹が見つからず、そのままになっていました。石鯛竿を作ってる坂本さんから、良い竹をもらったので、先週から進めていたのですが、パテも貼り終えてようやくの糸巻きが出来ました。
筏竿は、クリマで話題にあがったので、釣り自体をしたことが無いにも関わらず作りはじめてみました。穂先はヘチ竿と同じですが、全長が全然違います。筏竿は1.5m程度と非常に短竿で、穂持ちもかなり細めです。これで本当に50cmオーバーのクロダイが来ても大丈夫か心配になりますが、補強を入れているので大丈夫なのでしょう。
逆に、ビシアジはほとんど棒みたいな感じなので、これを使う機会がくるのか心配になるほどです。
今日時点で、糸巻きまで終わったので、瀬〆漆で糸決めです。
100号以上の錘を使う竿と、1号にも満たない錘で使う竿を一緒に作るのはそうそうないと思います。こうやって並べると太さの違いに改めで驚かされます。
思った以上に、山立てが早く乾きました。この短期間だと、山の中はまだ乾いていないと思っていましたが、ばっちり乾いているようです。
そこで、次の色を塗ります。明るい青が好きなので、次の色として、ちょっと白を多めな青を作りました。
ともあれ、一旦塗ってみます。
この色を残すよう、いろいろがんばってみます。
ちょっとびっくりしたことがあったので報告です。
知り合いから茶筒が欲しいということなので、拭き漆で仕上げるため木地を買ってきました。ついでにお椀も買ってて、瀬〆漆を片脳油で半々くらいにといて、刷毛塗りした上で吹き上げました。
安いところで買ったせいか、木地の途中で色が変わっていて、あまり良い木地ではないですが、まずは塗ってみます。
最初は失敗しても良いようにお椀でやってみたのですが、どんどんしみ込んでいってしまい、なんだかとっても黒くなってしまいました。
茶筒の中のフタまで塗ったところで、漆がなくなってしまったので、新しい漆を出したのですが、前の漆と違ってとても柔らかく色も薄いです
新品だからか?と思いつつ、同じように薄めて塗ってみたのですが、色が全然違います。
瀬〆漆は使うときは使いますが、使わないときは全然使わないので、どのくらい日が経っているかわかりません。ただ、古いのは確かなので、ひょっとすると古い漆だとこんな風になってしまうのかもしれません。
竿の下塗りなら別に問題ないのですが、こういう用途に使うときには新しいものを使った方が良さそうです。
今日は、釣竿教室だったので、いろいろ進みました。
今作っている竿は以下の5本です。
このうち、ひとつテンヤはガイドにかかっており、ヘチ竿は変り塗り中です。
それ以外は、もうそろそろ糸巻きという状態なので、後日ご紹介したいと思います。
さて、ひとつテンヤの滑り止めを塗っています。
前回から、塗立黒を2回塗りました。
さらにもう一回黒ったところで、リールシートの取り付けに入ることにしましょう。