正月早々真鮒竿を買っていただいたので、次の竿を作り始めました。
正直な話、竹を選ぶだけで一苦労です。師匠のところで竹を探しているので、かなりの本数の中から探すことが出来ますが、それでも節がそれなりに合う竹を見つけるのは難しいです。
難しいというより、ぴったり合うのを探すのはほぼ無理なんじゃないかと思います。
それでも、それっぽいのを見繕いました。
穂先は削り穂を、穂持ちは高野竹、そこから矢竹で、手元は淡竹です。以前同様3本仕舞になる予定です。7本継で、仕舞寸法は60cm弱(正確に58cm)、継ぐと12尺くらいです。
左の写真は切り組んだところ、右は継ぐ部分をきしゃいだところです。
削り穂はカシューっぽいものが塗ってあるので、剥がして本漆で仕上げたいところですね。
また、修理依頼を受けているカワハギ竿の変わり塗りを研ぎ出しました。
左が研ぎ出す前、右が研ぎ出した後です。山が低かったので、まずは1000番の耐水ヤスリで研ぎ出して、それっぽくした後、2000番で仕上げました。
なんだかんだ言って、黒と金の組み合わせは良いですね!
水研ぎしたので、乾くのを待ってから、仕上げに入りたいと思います。