投稿者「夢久」のアーカイブ

フナ竿

フナ竿の胴塗りを始めました。

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刷毛塗りで2回塗ったところです。

最後にブログにアップしたのは、切り組んだ所だったので、そこから3ヶ月ほどかけて継口の仕上げのところをゆっくり仕上げ、ようやくここまで来ました。

この竿は7本継の12尺と長いので、6本継、5本継、4本継でも使えるようにしようと思い、手元だけ3つ作り始めました。
手元は、へら竿のような形にする予定で、新聞を巻いたのですが、良い形になってくれないので、パテを貼ってしまいました。

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とりあえず2本だけ削ってみましたが、これが思ったより大変かも。もう1本は後日仕上げます。

この後、持ち手の部分を悩んでいます。藤を巻くと格好がいいのですが、3本もあるとかなり高くなってしまうので、凧糸か麻糸で仕上げる方向で考えています。

ビシアジ・筏竿

ビシアジと筏竿がほぼ完成しました。

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あとは、接着して上げ矯めするだけです。

最後の覆輪は、ピンクっぽくしたかったので、赤に白の粉を混ぜたのですが、なぜか紫に…

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言い方によってはピンクと言えなくもないですが、穂先を塗ったパールの赤とくらべても、ほとんど同じくらいの紫です。
ここまで紫になると、これはこれで次の色の出し方で楽しめそうです。ちょうど雨が降ったタイミングで塗った関係もあるので、同じ色が次出にもせるかどうかはわかりませんが、次回もやってみたいと思います。
特にこの紫は、女性向けに作る場合には、良い感じになるかもしれません。

この二つの竿は、筏竿はフカセで使えるように、ビシアジは100号以上の錘で使うように作っているので、穂先の太さが全く違います。

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こうやって写真で見ると、それほど違いは無いのですが、柔らかさは全然違いますね。筏竿と比べると、ビシアジの竿はただの棒に見えてきます。

ビシアジはガイドがSiCのムーチンガイドとなっています。筏の方はハードガイドです。ただ、筏竿はガイドの取り付け数が多く、さらにガイド自体が小さいので本当に大変でした。

塗りは、赤の山立てに金粉を入れ研ぎ出しています。
冬場に塗ったこともあり、赤が良い色しています。

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カワハギ竿

ナガスクジラ穂先とグラス穂先の竿の穂先を取り付け漆を塗り始めました。

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左がグラス穂先、右がクジラ穂先です。

筋巻きの間隔を、グラスは3mm、クジラの方は2.5mmにしました。たった0.5mmですが、ずいぶん感じが違います。いままではずっと3mmだったせいか2.5mmの方は、間隔がつまりすぎて変な感じがします。3mmのほうが良い感じです。
2.5mmの方は、間隔が狭すぎた感があったので、5回ほど巻いてみました。

手元は、クジラ穂のほうは淡竹、グラスの方は布袋竹にしました。

いつも忘れてしまうので、焼き印を押しました。

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こうやって一緒に作って比べると、グラスとクジラとで穂先の調子が全然違います。クジラの方は柔らかい感じです。悪いいいかたをすると腰が無い感じでしょうか。
それと比べると、グラスはとても固い感じですね。まるでグラスとカーボンを比較している感じがします。前作ったクジラ穂の竿が手元に無いので、調子を見れないですが、こんなに腰が無かったっけ?という感じがします。

クジラ穂が細くなってしまったので、竹も全体的に細い感じになってしまいました。そのため、カワハギ竿としては柔らかめになりそうです。グラスの方は一般的な調子に仕上げています。

ヘチ竿完成

ヘチ竿が完成しました。

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全長2.4m、2本継。青の研ぎ出しで肘当てつきです。青が良い感じで映えます。
覆輪はいつも、銀のカシューで引くのですが、今回は白漆で引きました。覆輪は漆で引いた方が引きやすいです。まだ寒い時期だから大丈夫かと思いましたが、やはりベージュになってしまいました。色が抜けてくれるといいですが、どうなるでしょうか…

竿としてはかなり柔らかめなので、釣れた場合良い曲がりをしてくれそうです。

もうちょっとリールシートの位置を奥にしても良かったかもしれません。肘当てが無いとちょっとバランスが悪い感じがしますが、肘当てがあるおかげでうまく収まります。

そろそろ暖かくなってきたことですし、こんな竿を持って釣りでもどうでしょうか。

筏竿の穂鞘作成

筏竿は、ガイドの塗り中ですが、何かの拍子に折ってしまわないように、穂鞘を作成しました。

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手元でうまく引っかかるように考えたのですが、思ったより竿側の竹が太くて、手元はともかくとして、穂持ちが入らなくなってしまったので、竿があたる部分だけ、さやの方を削っています。

これで持ち運び中に折ることはないですが、穂鞘があたる部分は漆がはげてしまいます。

あたる部分はうまく布でもはれると良いかもしれません。

筏竿、ビシアジ竿

ひとつテンヤ竿を載せました。きれいな色で良い感じに仕上がっています。

興味のある方はぜひご連絡を。

さて、筏竿とビシアジ竿を進めています。

まずは、筏竿ですが、ガイドの取り付けをして、漆を塗りました。瀬〆で塗りたかったのですが手元に無かったので、呂色を薄めて塗りました。

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手元は滑り止めに糸を巻いています。
藤を巻こうかとも考えたのですが、藤を巻くとどうしても価格が高くなってしまうので、単純に滑り止めの糸だけにとどめました。

次は、ビシアジです。実は、筏竿のガイドを取り付けたところで糸がなくなってしまったので、近くのイオンで絹糸を買ってきて、なんとか糸を巻くところまで出来ました。

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筏も、ビシアジも、両方同じように、赤の山立てに金粉をふっています。
とてもきれいに出ています。

穂先は、赤のパールで塗っています。こちらも良い色が出ています。

カワハギ竿製作開始

カワハギ竿を作り始めました。

穂先は、以前もらっていたナガスクジラのヒゲです。
前からずいぶん時間が空いてしまいました。

このヒゲ、イワシクジラに比べるとずいぶん硬くて、調子を出そうとするとずいぶん細くなってしまいました。
あまりに硬いので、ガンガン削っていたら、ちょっと弱くなりすぎたかも。

継ぎの部分が5㎜位になってしまったので、逆に竹を合わせるのが難しいです。どうしても細くなりすぎて、カワハギ竿にしては柔らかくなりすぎてしまいます。

仕方がないので、ちょっとテーパーがつきますが、次の部分を太めにしてみました。

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手元は、破竹にしました。ただし根付きではありません。穂持ちは布袋竹で全長1.8mちょっと、穂先はちょっとやわらかめになるでしょう。
そういえば釣竿教室で、村越正海のスピニングでのカワハギの話を聞きました。案外近い調子になるかもしれません。

せっかくなので、グラスのカワハギ竿も作り始めました。こちらはごく一般的なカワハギ竿にしていきたいと思います。

出来上がりが楽しみです。

ビシアジ、筏竿

ビシアジ竿と、筏竿の胴塗りが終わりました。

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生上味で3回拭き漆をして、コンパウンドで磨いています。

ただ、コンパウンドで磨く際に、筏竿の穂先を折ってしまいました… 注意していたつもりでしたが、この折れっぷりにはショックです。

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折れたのはほんのさきで調子に影響はないので、このまま仕上げていきます。

生上味で拭き漆をしたときに合わせて、箸も拭き漆をしています。この箸は、ヘチ竿を塗っている時に一緒に塗ったもので、拭き漆をする・しないでどのくらい変わるか見るためにこちらだけ生上味での拭き漆をしたものです。

かなり念入りに拭いたので、あまり真っ黒にはなりませんでした。まだ気温が低いせいもあるかと思います。コンパウンドで磨く前は黄色っぽい感じになっていましたが、コンパウンドで磨くとそれほど気になりません。生上味が載っているせいもあって、つやは箸の方がいいですが、やはり暗いですね。

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この程度であれば、日がたつとそれほど気にならなくなる気がしますので、拭き漆をしても念入りに拭けば問題なさそうです。

拭き漆でふき取りすぎなんじゃ?と思ってしまいそうですが、箸の黒の部分はしっかりつやが出ているのでちゃんと塗れています。

ひとつテンヤ竿完成

昨日は、釣竿教室の皆さんとひとつテンヤに行く予定でしたが、あいにく風が強く船が出ませんでした。楽しみにしていたのですが、こればかりは仕方が無いですね。

この日のために作っていたひとつテンヤ竿も出番がありませんでした。

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緑の色違いを塗り重ねて、さらに青貝を散らしてあります。

一ヶ月ほど前に撮った前回の写真と見比べてみると、ちょっと色が抜けているでしょうか・・・

ちなみに、カシューで引いた覆輪はまだ完全に乾いていません。
直に乾くときもあるし、今回のようになかなか乾かないときもあるし、いったい何が違うんでしょうね…

次にヘチ竿ですが、ガイドの取り付けが完了し、漆を塗り始めました。
手元は、滑り止めに麻糸を巻いて、その上からリールシートを取り付けています。

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青いが良い色です。最後に生上味を塗ってしまうとくすんでしまうと思い、変わり塗りのところだけは生上味で拭き漆をしていません。

違いがどのくらい出るか、同じ塗りをした箸には、生上味で拭き漆をしています。明日には乾くと思うので、その違いを見てみたいと思います。

竿 胴塗り

本日、クリマの申し込みをしました。6月が楽しみです。皆様、是非、夢久のブースにお越し下さい。

さて、一週間ほど出張に行っていた関係でなかなか進んでいませんが、たまっていた竿をいろいろ進めています。

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左からヘチ竿、ビシアジ、ワカサギ竿、筏竿です。

ヘチ竿だけは、胴塗りは終わっていて、仕上げの生上味で3回吹き上げたところです。

ビシアジ、ワカサギ、筏竿は、胴塗り3回終わったところですが、もうちょっと濃くしたいので後1〜2回塗る予定です。

ここまでやって、焼き印を忘れていました。時間が空くとどうしても忘れてしまいます。

漆を塗った後に焼き印を押すと漆がはがれてしまうので、いつもは胴塗り前に押すのですが、今回は仕方がありません…

温度低めでじっくり押したところ、ビシアジと筏竿はなんとかうまく押せました。

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ヘチ竿はちょっと失敗してしまいましたが、まぁ、自分使いなので・・・

とはいえ、青で良い色に仕上がっているので、お値打ち価格で放出するかもしれません。

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この後、ヘチ竿はコンパウンドで磨いていきます。
きっと良い艶が出てくれることでしょう。